老舗ブランドの価値を伝える新しい販路「ECサイト」

小林工業株式会社 様

導入サービス : Webサイト制作
課題 : ECサイトの必要性に迫られ、自社ECサイトを開設したい

小林工業株式会社

小林工業株式会社 様

[ 事業内容 ]金属洋食器、台所用品、銀器等のデザイン・製造
[ 従業員数 ]50名

1868年創業の洋食器の町・新潟県燕市を代表するカトラリーメーカー。デザインから製造まで一貫して手掛け、同社のブランド「LUCKYWOOD」は1964年に業界初のグッドデザイン賞を受賞。歴史と伝統に培われたクラフトマンシップ(職人気質)を大切に、日本人に合わせたカトラリーを提供する。これまでにグッドデザイン賞受賞70点以上、ロングライフデザイン賞20数点を獲得。

メーカーの製造責任を明確にし、品質の向上とオリジナルデザインの開発を目指して小林工業様が構築したブランド「LUCKYWOOD」のカトラリーは、個人はもちろん、百貨店や式場などからも長らく愛されている洋食器界のトップブランドです。「良いものをながく大切に」をコンセプトに、使い込むほどに美しさが際だち、愛着が増してくるカトラリーは、まさにクラフトマンシップの塊とも言えるでしょう。

洋食器は簡単に買い換えたりする商品ではないため、いわゆる買い換え需要というものが生じにくい分野です。しかし小林工業様では培ってきた技術とデザイン力で、常に日本人が使いやすい洋食器を提案。そのこだわりの製品はテレビや雑誌などのメディアでしばしば話題となり販路を拡大してきました。しかし、一方で相次ぐ百貨店の閉店による販路縮小や、コロナ禍におけるホテル・結婚式場・外食需要の低迷によるカトラリー販売の減退など、情勢への対応が喫緊の課題となっていたそうです。そこで着目したのがECサイトの開設でした。

※掲載内容は取材当時のものです

導入前の
課題

販路減少にともなう新しい販売ツールの必要性

  • 店頭販売だけではなくそれを補うECサイトを開設したい
  • 効果が読めないため運用や初期開設の費用は極力抑えたい
  • 特別な知識がないスタッフでも運用できる簡易なシステムにしたい
選んだ
理由

利用料は売れた分だけ、直感的な操作の「BASE」

  • 販売実績に応じた利用料でリスクを最小限に
  • ECサイト選任の担当者がいなくても容易に運営できる
  • 要望に沿った提案が受けられ安心してお任せできた
導入後の
成果・効果

早期に導入費用を回収でき、ユーザーの顔も見えるように

  • ECサイト構築費など初期費用の回収が早い段階でできた
  • 特に地方のユーザーのニーズに応えることができた
  • ユーザーからの信頼感を直接感じ取ることができた

導入前の課題
販路減少にともなう新しい販売ツールの必要性

販路減少にともなう新しい販売ツールの必要性

小林工業様が展開するカトラリーブランド「LUCKYWOOD」は、その品質と日本人が使いやすい独自のデザインで、百貨店や式場、ホテルなどで長年愛されてきました。しかし近年、一般販売の窓口となる百貨店は店舗数の減少傾向が続き、特に地方ではコロナ禍以前に「3年で37店舗が閉店した」(小林工業 小林貞夫社長)といいます。地方ユーザーの購入機会を失い、売上も40%ほどダウンしたそうです。

そこにコロナ禍が追い打ちをかけます。式場やホテルの需要が止まりました。ふるさと納税の返礼品になど、ブランド力を活かして対応しましたが、それだけでは不十分でした。

そんななか、20数年間参加していたカトラリーの展示会「東京ドーム テーブルウェアフェスティバル」が、コロナ禍でのオンライン開催となりました。参加要件には、ECサイトを持っていることが条件になりました。
販売の拡大を目的としたイベントなのでこれは当然のことでしたが、小林工業様のブランドサイトにはECサイトの機能はなく、仮にショップを開設しても専属で対応するスタッフを配置することは難しい状況です。そこで同社のWebサイト開設当初から長らく関わりがあったグローバルネットコアに相談することに。

グローバルネットコアはECサイト開設から遡ること数年前に、コーポレートサイトをより「LUCKYWOOD」の世界観を表現するブランドサイトへのリニューアルも手掛けていました。

▶ラッキーウッドブランドサイト https://www.luckywood.jp/

選んだ理由
利用料は売れた分だけ、直感的な操作の「BASE」

利用料は売れた分だけ、直感的な操作の「BASE」

ご要望を受け、グローバルネットコアからは2つのネットショップ作成サービスを提案しました。1つは流通額が業界No.1の「makeshop」。もう一つは200万店舗以上のショップが開設されている「BASE」です。

「makeshop」は多機能で積極的なEC展開に向いています。一方で「BASE」は機能面は比較的シンプルですが、初期費用が掛からず販売実績に応じて手数料が生じるというシステムです。それぞれにメリット、デメリットがあるなかで、費用面はもちろん、web技術者でなくても直感的に操作ができる「BASE」を採用することとなりました。デザインも「BASE」のテンプレートから、ブランドサイトにマッチしたものをグローバルネットコアがセレクトし提案。商品画像はカタログで使用したこだわりの画像を使用し、強いブランド力を持つ「LUCKYWOOD」の世界観をECサイトでもしっかりと表現しました。

また、ECサイトは小林工業様の直販ですべて定価販売です。ECサイト限定の商品も用意しました。開設したECサイトは、百貨店が撤退して購入手段が限られてしまった地方の顧客に対しても、新たな販売窓口となることが期待されます。

▶ラッキーウッドECサイト https://shop.luckywood.jp/

導入後の成果・効果
早期に導入費用を回収でき、ユーザーの顔も見えるように

早期に導入費用を回収でき、ユーザーの顔も見えるように

ECサイト導入のネックになるのは費用と運用です。また、ダイレクトに売上の数字が見えるため、費用対効果がシビアに評価される部分でもあります。

「東京ドームのイベントに間に合わせるため、一生懸命相談しながら作り込みました。立ち上げからイベントの影響もあったのか、思いのほかしっかりと売上を立てることができました。その後もコンスタントに売れて、順調に売上を伸ばしています。ECサイトの構築費は早い段階でペイできました」と小林社長。

燕市の洋食器を扱ったテレビの全国放送に小林社長が出演した際には、大変多くのオーダーがECサイトに殺到したそうです。
「地方のユーザー様からの反応も嬉しいですね。わざわざ当社のサイトを探して、スプーン1本からでも注文して下さる。一般のお店でも買える商品なのに『おたくから直接買いたいんだ』と」(小林社長)。

コロナ禍が落ち着いた段階になっても、ホテルや結婚式場、飲食店は原材料費や人件費の高騰でまだまだ大変な状況です。カトラリーといった備品に予算が回るようになるにはまだ遠く、以前のように戻るには時間が掛かります。だからこそ、新しい販路であるECサイトの伸長が重要です。今後もECサイトはもちろん、さらにはそこに誘導するSNSでの情報発信に努めていくそうです。

「これまでは百貨店などを通して販売していたので、我々メーカーがお客様個々人の存在や感想に直接触れることはなかなかできませんでした。グローバルネットコアさんがブランドサイトやECサイトでエンドユーザーと私たちを繋げてくれたので、これまでと違う世界が見えてきた気がします。やってみてとても良かったです」と、小林社長。とてもありがたい言葉をいただくことができました。

ECサイトという新しい販路を拡大しつつ、ブランドの価値を発信したい!

ご担当者様のコメント
ECサイトという新しい販路を拡大しつつ、ブランドの価値を発信したい!

「これまでのルートに加え、ECサイトが新しい販路を開いてくれました。今後はまだまだ届いていないお客様に向けて、SNSの発信に積極的に取り組んでいきます。『LUCKYWOOD』の価値を、まだ未体験の方々からどのように感じていただけるか楽しみでもあります。グローバルネットコアさんには今後ともサポートをしてもらえるとありがたいです。できれば格安だと嬉しいです(笑)」

ご担当者様 小林工業株式会社 代表取締役社長 小林貞夫 様

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