ブランドとマーケティング~DX時代のブランディング③~

2022.02.01(火)

  • Webシステム
ブランドとマーケティング~DX時代のブランディング③~

「DX時代のブランディング」がテーマのシリーズ記事第3弾は「ブランドとマーケティング」のお話です。

前回の記事では、ブランディングの進め方を当社の事例も交えながらご紹介しました。

ブランディングは、

単なるイメージ戦略ではなく、企業経営の安定化につながる重要な戦略

であることをご説明しました。

さらに、ブランディングをきっかけに、Webサイトで伝えることやその役割が広がることで、

御社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

に一役買う可能性もあることをお伝えしました。

今回は、ブランドを伝えるための情報発信についてご紹介します。ブランドを伝える上では、マーケティングの視点が欠かせないので、ブランディングとマーケティングの違いマーケティングとの相乗効果ブランディングとマーケティングに貢献するWebサイトの活用についてもまとめていきます。

ブランディングとマーケティングの違い

ブランディングとマーケティングは混同しがちですが、違いがあります。その違いを確かめてみましょう。

ユーザーとの関係性を深めて好循環を生むブランディング

ブランディングとは、自社の商品やサービスを差別化し、その魅力や優位性を認識してもらうための活動です。

ポイントは「相手から自社にどんな印象を持ってもらえるか」です。


「〇〇が必要だ、欲しい」と思ったとき、まずはその人の選択肢に入り、一番になる必要があります。

一番になるために重要なのがユーザーとのエンゲージメント(=深いつながりを持った関係性)です。

このエンゲージメントを高めるために必要なのがブランディングです。


ブランディングによるアウトプットであるブランドミッション、ビジョン、バリュー、言い換えると「自分たちが大切にしている思いや考え方」を理解してもらい、他とは違う良いイメージを持ち続けてもらうことが大きな意味を持ちます。

加えて、社員1人ひとりの業務活動の中でもブランドを体現していくことで、ユーザーが見るもの、聞くもの、触れるものすべてから貴社のブランドを感じ、エンゲージメントを高めることで、常にユーザーの選択肢に入り選ばれるという好循環を生むことができるのです。

市場を広げ多くの人に伝える役割を果たすマーケティング

マーケティングとは、自社の商品やサービスが売れる市場を作り、認知度を上げるための活動です。

ポイントは「自分から自社のことをどのように伝えるか」です。


「〇〇が必要だ、欲しい」と思ったときの一番の選択肢に入るためには、ユーザーに行動を起こさせる必要があります。

購買行動のために重要なのが、ユーザーにとってのインパクトあるベネフィットです。

このインパクトによる行動を生むために必要なのがマーケティングです。


マーケティングの4P(製品開発/価格/プロモーション/流通)4C(顧客にとっての価値/コスト/コミュニケーション/利便性)といった、マーケティングの本でも紹介されるポイントなどから企画し、高いユーザーベネフィットを提供できるかどうかが効果を生む鍵です。

さらに、ユーザーベネフィットを広告などのプロモーションで広く伝えることで、大きな反響を生み購買行動を起こさせます。

ブランディングがエンゲージメントを高めて成果という好循環を生む長期的な活動なら、マーケティングはユーザーにインパクトを与え、行動を起こさせて成果を生む短期的な活動と言えるでしょう。

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2つの取り組み、どちらに取り組んでいくべきか?

このように、はっきりとした違いがあるブランディングとマーケティングは、どちらに取り組むべきなのでしょうか?

結論から言うと両方必要です。そして、ブランディングとマーケティングの両輪を回し、相乗効果を生み出すことがポイントになります。

相乗効果①

ブランディングにより、商品やサービスの差別化された魅力や思いが伝わっていて、ブランドに対して好印象を持っているユーザーがいるとします。

このユーザーにマーケティング施策を行った場合、どんな効果が期待できると思いますか?

ブランドに対するエンゲージメントが高い(=選んで当然の状態)+インパクトあるベネフィット(=行動を起こすべき理由)

   ↓

<予想される成果>

すぐに購入する

たくさん購入する

ユーザーメリットの多い購入体験を口コミとして周囲に伝えたり、ブランドに対するエンゲージメントをもっと高めたりする

   ↓

ますます好循環を生む!

相乗効果②

そのブランドのことは知らなかったが、マーケティング施策の広告により、今買うとおトクな特典が多数あるという理由で購入を決めたユーザーがいるとします。

このユーザーにブランディング活動を行った場合、どんな効果が期待できると思いますか?

インパクトあるベネフィット(=行動を起こすべき理由)+ブランドの差別化された魅力や思いに触れる(=ファンになるべき理由)

   ↓

<予想される成果>

未知のブランドの商品やサービスを購入するというハードルをクリア

おトクな購入体験によりブランドに好印象を持つ

広報ツールや従業員の対応によりブランドの魅力に触れ、エンゲージメントを高める

   ↓

新たなファンを獲得!!

 


ブランディングとマーケティングの両方の手法が組み合わさりうまく機能することで、より企業活動に効果をもたらします。

これは、BtoB、BtoCといった対象顧客の違いや、大企業か中小企業かといった組織体制も関係なく、どの企業にも当てはまると言えます。

ブランディング・マーケティングとWebサイト

ブランディングの成功と自社Webサイトの活用は密接に関連しています。

そして、DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる昨今、Webサイトの活用方法が広がり、マーケティングの分野でもWebが重要な役割を果たすようになっています。

ブランドを伝え、マーケティングにも役立つWeb活用を、当社の事例も含めてご紹介します。

コーポレートサイトとサービスサイト

当社は、全社で一丸となったブランディング活動の成果を、コーポレートサイトとサービスサイトで発信しました。

コーポレートサイトでは、一般的な企業情報とともに、自社のブランドミッション、ビジョン、バリュー、そして社員向けの行動指針を掲載し、ステークホルダーに共有しています。

サービスサイトでは、当社がご提供しているサービスの情報発信、ユーザー向けのサポート機能を果たすとともに、当社の知見や仕事の事例、技術者の勉強の成果などを記事化してコンテンツマーケティングを行っています。コンテンツマーケティングのアウトプットはSNSでも発信し、1人でも多くの方のDX推進・IT活用のお役に立てるようにサイトを運用しています。

両方のサイトの共通点として、ブランディングによってデザインを一新した「会社のロゴ」と「サービスブランドのロゴ」の色やテイストをそれぞれのサイトに反映し、視覚的なブランド表現にも気を配っています。

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当社では2つのサイトの主たる役割を設定し、ブランディングとマーケティングを推進していますが、1つのサイトにブランディングとマーケティングの機能を持たせることも可能です。ブランディングの知識とマーケティングの分析スキルを持ったグローバルネットコアの担当者が、コンサルティングからWebサイトのご提案まで対応します。


自社のプロモーション活動として、ブランディングやマーケティングに取り組んでいるグローバルネットコアが、ブランディングのプロとスペシャルタッグを組んで、お客様のブランドを定義し、Webサイトによる効果的な情報発信をお手伝いします。

ブランディングとマーケティングの両輪を回せる企業となって、この変化の激しい時代を共に乗り越えて行きましょう。

>>グローバルネットコアのブランディング&Webサイト制作「Webサイトはブランディングでこう変わる!」

記事協力:株式会社アドハウスパブリック

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