失敗しないホームページ制作会社の選び方7選!事前準備や成功のポイントとは

2023.01.24(火)

  • Webシステム
失敗しないホームページ制作会社の選び方7選!事前準備や成功のポイントとは

プライベートでもビジネスでも、インターネット上での情報収集が欠かせない今、ホームページは「会社の顔」としての役割を持つと言えます。
自社にとってより役割を果たすホームページを作るには、専門知識・技術が必要になるので、自社に詳しいエンジニアがいないと制作のハードルが高くなりがちです。

そんな時に頼りになるのがホームページ制作会社の存在です。
しかし、国内には数多くの制作会社があるので、どこに依頼すれば良いのか迷ってしまうことも。

そこで、本記事では、ホームページ制作会社の選び方や事前準備などを徹底解説します。
自社の要望・要件を満たせるホームページを実現するために、ぜひ、参考にしてみてください。

ホームページ制作会社選びを行う際の事前準備

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ホームページの制作やリニューアルを決めたら、まずは以下の点を自社内で決めましょう。
これらの準備を経て、ホームページ制作会社に依頼をするのがおすすめです。

  • 目的を決める
  • ターゲットを決める
  • 予算を決める
  • 参考サイトをリストアップする
  • アピールポイントを洗い出す
  • アクセス数を想定する
  • スケジュールを決める
  • 課題・改善点を洗い出す
  • 運用・保守の方針を決める
  • RFP(提案依頼書)を作成する

それぞれ見ていきましょう。

目的を決める

企業に応じてホームページを制作する目的はそれぞれ。目的を明確にしておくと、ホームページ制作の方針やゴールを決めやすくなります。
会社のホームページでよくあるのが以下のような目的です。

  • 会社の認知度を高めたい
  • 集客数を増やしたい
  • サービスや商品の問い合わせ・申込み件数を増やしたい
  • 新たな人材を獲得したい

こういった目的を定めたら、さらに目指すべき目標をできるだけ具体的に決めると良いでしょう。「月の問い合わせ件数を◯件増やす」「ホームページの訪問者数を◯人増加させる」など、数値目標まで落とし込んでみましょう。

ターゲットを決める

ホームページを制作する際には、ページを見てもらいたいターゲットを決めると必要なコンテンツやデザインなどを検討しやすくなります。
これは、ターゲットによって取得したい情報や好みのデザインが異なるためです。
ターゲットを言い換えると自社の顧客像ということになります。

定めたターゲット像を共通認識として理解し、ぶれないようにするためには、ペルソナ設定を行うのが効果的です。ペルソナとは、ターゲットとなる架空の人物像を指します。
具体的には、年齢・性別・趣味・収入・学歴などが挙げられます。

予算を決める

ホームページ制作を外注すると制作費用がかかり、依頼する会社・内容によって金額が異なります。
各制作会社では、得意な制作スタイルとその予算感があるので、あらかじめ予算を決めておくと、依頼先を選定しやすくなります。

予算は大まかでも良いので、決めてから制作会社に相談するのがおすすめです。
もし、ホームページで実現したいことがあらかじめ決めた予算で賄えない場合は、予算を増やすことを検討するか、予算内で最大限対応できる内容で提案をしてもらうかのどちらかになります。
ホームページは制作すると数年~5年は使うことが多いので、かかる予算と実現したいことのバランスを見極め、後悔がないように検討しましょう。

参考サイトをリストアップする

ホームページ制作では、参考サイトがあったほうが制作がスムーズです。
自社内でホームページ方向性を決めやすくなり、イメージ通りのホームページを作れる可能性が高まります。
参考サイトがあることで、制作会社に自社のイメージするデザインをうまく説明できず意図が伝わらないケースを防ぐことにもなります。

業界・デザインテイストなどのジャンルごとに複数のWebサイトを集めたギャラリーサイトなどを参考に、自社で表現したい雰囲気や機能を持つホームページをリストアップしてみましょう。

アピールポイントを洗い出す

ターゲットユーザーに自社の特徴を伝え、競合他社との差別化をするために、自社の強み・アピールポイントを洗い出しましょう。
アピールポイントは、サービス・商品の強みやこだわり、お客様からの評価、社員の特徴などさまざまなものがあります。
目的に沿ったアピールポイントを設定し、デザインやコンテンツで表現していくとよいでしょう。
具体的にどのように表現するかは制作会社が考案してくれるので、まずは自分たちのアピールポイントを考えましょう。

制作会社の中には、ブランディングなどの手法で、自社の強みやアピールポイントを定めてくれるところもあります。

アクセス数を想定する

ホームページを制作する際は、アクセス数の想定を行い、ユーザーからのアクセスに耐えられるサーバーなどのインフラ環境を整えることが必要です。アクセスに耐えられないと、サーバーがダウンしてしまい、一時的にホームページが閲覧できなくなってしまうことが想定されます。

また、目標とするアクセス数を決めると、集客方法の検討にも繋がります。ホームページを制作するだけでなく、目標数値を目指し効果的な集客を行うためにも、アクセス数は想定しておきましょう。

スケジュールを決める

ホームページ制作を外注する際は、いつまでに公開したいかなどのスケジュールを伝えるようにしましょう。
スケジュールは「◯月中の納品希望」「◯月◯日に公開予定」など、具体的に伝えるのがポイントです。
「なるべく早く」のような曖昧なスケジュールだと、制作会社に意図が伝わらずコミュニケーションロスにも繋がります。

また、スケジュールは余裕を持って設定します。あまりにも短いとクオリティが下がる可能性があります。
制作するページ数や内容にもよりますが、最低でも制作期間として3~4カ月は見ておくようにしましょう。
希望納期がない場合は、ホームページの要件を固めてから制作会社にスケジュールを出してもらいましょう。

課題・改善点を洗い出す

ホームページ制作会社のリニューアルを依頼する場合は、現状の課題や改善したい点の洗い出しを行います。
課題・改善点が明確になっていると、成果につながる施策を行いやすくなるためです。
また、リニューアル前の課題がわかっていると、リニューアル後の効果測定が行いやすくなります。

運用・保守の方針を決める

ホームページ制作の検討と併せて運用・保守をどうするのか検討しましょう。
ホームページは制作して終わりではなく、公開後も運用・保守を行う必要があるためです。
例えば以下のような方針が挙げられます。

  • 運用・保守を外部に依頼するのか
  • 運用・保守で求めること
  • 依頼する際の予算

上記を決めておくと、ホームページ制作会社への依頼内容が明確になります。

また、利用するサーバーや運用体制に不安がないかの確認も重要です。サーバーの仕様や運用は、ホームページの動作に影響が出る可能性があるためです。
日々の更新やシステム保守などホームページそのもののの運用体制と、ホームページを格納するサーバーの運用体制を整備しておくことで、ホームページを安全に公開し続けることができます。
万が一、トラブルが発生したときもスムーズに対処が可能です。

RFP(提案依頼書)を作成する

RFPとは、予算や要望、納期などをまとめた提案依頼書のことです。
打ち合わせの際に口頭でも説明できますが、RFPを作ることで抜け漏れなく情報を伝えられます
RFPで必要な要件を制作会社にきちんと伝えることで、自社の要望を満たす提案を受けやすくなり、結果として理想のホームページを制作できます。

失敗しないホームページ制作会社の選び方7選

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ここまでは制作会社に依頼をする前の準備について解説しました。ここからはホームページ制作会社を選ぶポイントを説明していきます。
失敗しないホームページ制作会社の選び方は、以下の7つを押さえておくとよいでしょう。

  • 得意分野・不得意分野を把握する
  • 制作実績を確かめる
  • コミュニケーションが円滑かどうか
  • 打ち合わせが可能か
  • 制作体制を確かめる
  • サーバーの手配・運用・保守の対応が可能か
  • 適切なセキュリティ対策をしているか

1つひとつ解説していきます。

得意分野・不得意分野を把握する

ホームページ制作会社の種類はさまざまであり、会社によって得意・不得意があります。自社で実現したい内容が得意な会社に依頼すると、理想のホームページを制作しやすくなります。
例えば、以下のような制作会社がいます。

  • マーケティング、集客に強い
  • ブランディング・デザインに強い
  • システム・サーバー・セキュリティ対策もできる

また、ホームページ制作会社の選定では、SEOに詳しいのかもチェックが必要です。SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、検索エンジン最適化を意味します。
SEOに詳しい会社に制作を依頼すると、検索エンジンからの集客増加を期待できます。

さらに、ホームページは、検索システムや予約システム、決済機能などを持たせることでより便利に活用することができるほか、
ホームページ管理者がホームページを直接更新できる仕組み=CMS(Contents Management System)を取り入れることで、日々の更新を素早くスムーズにできるようになります。
このようなシステム面を充実させたい場合には、Webシステムに強い制作会社を選びたいところです。

加えて、ホームページのセキュリティ対策やサーバーも含めて対応できるかどうかもポイントになります。

制作会社の得意分野を調べる方法は「ホームページを確認する」「問い合わせで聞いてみる」の2パターン。まずは確認してみることをおすすめします。

制作実績を確かめる

ホームページ制作会社には、さまざまな制作実績があります。
同業他社や自社の要望に似た実績があると、意図を汲み取ってもらいやすくなります。
また、制作実績が多いほど、社内に制作ノウハウが多いと予想されます。
過去に制作した経験から制作期間を短縮した提案を受けられるケースもあります。

制作実績を確認する際は、制作会社のホームページを確認したり、担当者に質問したりします。ホームページ制作への「こだわり」「成功の要因」など、具体的な話を聞いてみましょう。

>>参考:グローバルネットコアのWebサイト制作実績

コミュニケーションが円滑かどうか

制作会社とコミュニケーションが取りやすいと意思の疎通がしやすく、意図を汲み取ってもらえるので制作がスムーズに進みます。
特にホームページ制作において、担当ディレクターとの相性が重要です。

ディレクターとは、全体の方向性を取りまとめて制作を進める役割で、制作フローの最初から最後までやりとりをすることになります。
「常に先回りをして次のアクションを提示してくれる」「自社のレベルに合わせて説明してくれる」など、経験豊富なディレクターが担当になるとより制作を進めやすくなり、ホームページの完成度も高くなります。

打ち合わせが可能か

ホームページ制作を進めるうえで、打ち合わせは必須です。
メールや電話のみでは詳細の説明不十分で意思の疎通が図れず、情報共有がうまく行えません。
理想のホームページを制作するためには、対面またはWeb会議で打ち合わせを行ってもらえる会社に依頼しましょう。

制作体制を確かめる

ホームページ制作会社側の制作体制の確認も行いましょう。
ホームページ制作には、ディレクター、デザイナー、エンジニアなどさまざまな役割を持ったメンバーが参加します。各工程で専門性がある人材に対応してもらえると、品質の高い納品物を期待できます。

サーバーの手配・運用・保守の対応が可能か

自社でホームページ制作に詳しい人材がいない場合、サーバーの手配・運用・保守の相談や対応の確認が必要です。専門知識がない場合、自社のみで対応するのが難しいためです。

ホームページを公開するにはサーバーが必要ですが、制作会社によってサーバーの手配を行っているケースがあります。手配してもらえると、サーバーの準備や管理にかかる手間を削減可能です。
また、運用・保守を委託すれば、公開後にホームページが表示されない、うまく動作しないといったトラブルが発生しても素早い対処を行ってもらえます。

適切なセキュリティ対策をしているか

近年、情報漏洩のニュースを度々目にしますが、情報管理体制も企業の財産を守るうえで極めて重要になります。
ホームページ制作会社に依頼する場合、自社の情報を社外に共有することになります。
制作会社側が適切な管理を行っていれば、自社の重要情報の漏えいが防げるので、制作会社の情報管理体制もチェックしておきましょう。

ホームページ制作会社選びを成功させる7つのポイント

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ホームページ制作会社選びを成功させるポイントを「選定前」「選定後」に分けて紹介します。

【選定前】

コンペ・相見積もりを行う

ホームページ制作会社を選ぶ際は、複数社に声をかけるのが基本です。価格やサービス内容などを比較できるようなるので、制作会社を選定しやすくなります。
コンペ・相見積もりを行う際は、3社程度にするのがポイント。依頼する会社が多すぎると、依頼や確認の手間が増えてしまい、検討が長引く可能性があります。
自社の要望と得意分野が合致する質の高い3社前後に依頼するほうが効率的に制作会社を選べます。

相場を把握する

ホームページ制作の費用は会社によって異なるので、あらかじめ相場を調べましょう。相場を知っていると、見積もり金額の妥当性を判断でき、納得感も高くなります。
見積もりを取得した際に、コストとサービス内容が釣り合わなければ、担当者に対して率直に質問しましょう。見積もりの段階で納得のいく話し合いができることがホームページ制作成功の第一歩です。

金額だけで判断しない

ホームページ制作の依頼を金額のみで判断するのはリスクです。金額が安い分、制作工数が削減されており、自社の要望を満たせないケースがあるかもしれません。
結果、目的にかなうホームページにならない場合は、制作をやり直したり、不足機能の追加を行うことになる可能性もあります。そうなれば、コストも時間も余分にかかることになります。
金額の高い安いだけでなく、制作内容や納品物が金額に見合うものなのか確認してから制作会社を決定しましょう。

デザインのみで選定しない

デザインのみでホームページ制作会社を選定するのも注意が必要です。デザインを重視しすぎると、ユーザーが使いづらいホームページになってしまうことも。そうなると、ホームページの効果が発揮されず、目的とする集客や売上に繋がらない可能性も出てきます。

デザインに加えて、UIやUXなど、ユーザーの利便性も考慮してくれる制作会社に依頼しましょう。

【選定後】

制作会社に丸投げしない

ホームページ制作をすべて丸投げするのはリスクしかありません。発注者側と受注者側でイメージの共有ができないため、要望とは違ったホームページが完成してしまう恐れがあります。
発注者側の意思をしっかり伝え、協力しながら制作を進めるのがポイントです。
制作会社から意見を求められた際は自社の考えを回答したり、商品・サービスの情報や画像などの必要な情報を提供したりしましょう。

システムにこだわりすぎない

CMSや会員システム、検索システム、ECサイトのショッピングカートなど、ホームページに搭載するシステムにこだわりすぎると、デザインの自由度が下がる可能性があります。というのも、システムを安定稼働させるという点で、複雑なサイトデザインを盛り込むのが難しい場合があるからです。

また、システムが複雑になりすぎてしまうと、ホームページ管理者にとっても運用管理ががしづらくなります。
ホームページを制作する際は、本当に必要なシステムや機能を明確にするのがコツ。管理しやすくなるのはもちろん、制作費用を抑える効果もあります。

打ち合わせの記録を残す

ホームページ制作の打ち合わせ記録は必ず取るのが効果的です。制作を進める中で問題が起きた際に、記録があると未然にトラブルを回避できます。
自社のみで記録を作成・管理するのではなく、制作会社側にも共有をして、双方の認識を合わせておくことが重要です。メールやチャットなど、文章として残る形にしておく後から振り返ることが可能です。

ホームページ制作会社の選び方~まとめ~

ホームページ制作会社を選ぶ際は、事前準備を欠かさず行い、選定のポイントを押さえて選ぶことが重要です。
準備をしておくと、自社の理想のホームページ制作を実現できる会社を選べるのはもちろん、その後のホームページ運用にも役立ちます。
ホームページを制作する際は、制作会社の得意分野や実力・経験も重要ですが、発注する側がその力量を十分に引き出せるかというのもポイントになります。

ホームページ制作会社の持つ実力を十二分に引き出すためには、ホームページ制作前の検討事項を決めること、それを制作会社にしっかり伝えること、制作がスタートしたら適宜イメージをすり合わせて、情報提供や素材の提供に労を惜しまない、といったことも大切です。

本記事で紹介した内容を参考に、自社に最適なホームページ制作会社を選んで、事業活動の中でしっかり役割を果たせるホームページ制作を成功させましょう!

 


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