必要な情報に即アクセス!ユーザー目線のWebデザインのポイント
2021.08.25(水)
- Webシステム

見やすいWebサイトのポイント
企業や組織の情報発信のなかで、Webサイトを制作し運営しているのが当たり前という昨今。みなさんも日々いろいろなホームページを閲覧していることと思います。
その中で「見やすいサイト」と「なんとなく見づらいサイト」があることを実感している方も多いのではないでしょうか?
見やすいWebサイトは、ターゲットとなるユーザーを意識した「デザインコンセプト」が決まっていることが多いです。
サイトを訪れるユーザーにとっての「見やすいサイト」がどういうものなのか、何を目的にサイトへ訪れるのかをイメージして、ユーザーが求める結果に素早くたどり着けるようにレイアウトやビジュアルをデザインします。
レイアウトやビジュアルデザインのポイント
■レイアウト
Webサイトでは、シンプルな縦1列の「1カラム」、サイドバーが1つある「2カラム」、サイドバーが2つある「3カラム」のほか、情報を格子状に並べてたくさんのカードが集まったような「グリットレイアウト」や、規則性のある境界線をあえて無視した「ブロークングリッドレイアウト」などがあります。
それぞれの特徴を踏まえ、サイトの目的に沿ったレイアウトを選びましょう。
■文字や画像の大きさ、装飾
文字の読みやすさを最優先に考えてデザインします。文字を読みやすくするために、あえて凝った装飾は入れないほうが見やすいWebサイトになると言えるでしょう。
近年のWebサイトは、スマートフォンからの見え方も意識したデザインが求められるので、スマートフォンでも見やすい文字・画像・ボタンなどのツールの大きさを考えてデザインします。
コーポレートサイト、サービスサイト、ECサイト、採用サイト、ランディングページ(LP)など、どのような目的のサイトを制作するかによってもレイアウトやデザインは変わってきますが、コンバージョンまでの導線設計がスムーズなレイアウトを選びましょう。
情報の整理でもっと見やすく
見やすいWebサイトは、求めている情報が探しやすく見つかりやすいことも特長です。そのためには、ページ内の情報が分かりやすく整理されていることが必要です。
情報整理のポイント
■グローバルメニュー
サイトナビゲーション上重要な役割を果たすグローバルメニューは、人間が一度に把握できる情報数は7つまでと言われていることから、5項目程度でまとめるのがベター。
■情報のカテゴリー分け
情報を分類する基準を設定してカテゴリーを分けることは情報整理の第一歩です。種類別、時系列、対象別など、どのような基準を設定するかで分け方が変わります。ターゲットユーザーにとっての分かりやすさを最優先に分け方を決め、カテゴライズしましょう。
■ラベリング(分けたものに名前を付ける)
カテゴリ分けされた情報のかたまりに名前を付けることも情報整理には欠かせません。できるだけコンパクトかつ、ターゲットに伝わる言葉で明示をしましょう。
■情報を出す順番
Webサイト上でユーザーが求める結果に素早くたどり着くためには、情報の順番も重要です。一番アクセスのある情報はファーストビューに掲載し、その他の情報も、1~2ページの遷移で目的の情報まで到達するように設計します。
まとめ
不特定多数のユーザーがアクセスできるホームページは、誰にとっても見やすい上で、ターゲットユーザーにとっての使いやすさが一番重視されるべきです。その時々でWebデザインにもトレンドはありますが、どこまで取り入れるかはユーザー目線で検討したいところ。
レイアウト、デザイン、情報の整理で、ユーザーフレンドリーなWebサイトを作りましょう。