ブランディングとは?~DX時代のブランディング①~
2021.12.24(金)
- Webシステム

変化の激しい時代の中で、何を重視し、どんな仕組みやツールで、どのように事業を進め、会社の発展につなげるか。
この課題を解決する1つの方法として注目されているのが「ブランディング」。当社も事業の発展を目指しブランディングに取り組んでいる企業です。
その中で経験したことを、「DX時代のブランディング」と題して、3回シリーズでご紹介していきます。
第1回目は、ブランディングとは何なのか、そして、その必要性についてお話しします。
ブランディングとは?
みなさんは「ブランディング」という言葉を聞いたことがありますか?
英語の「BRANDING」を直訳すると、ブランド化、ブランド戦略のことを指します。
もう少し分かりやす言うと
「あるモノ・コトをブランドとして確立するための取り組み」
ということです。
ビジネスの世界では、このブランディングによって生まれる「ブランド」は、
ヒト・モノ・カネ・情報に続く第5の経営資源
とされ、企業や事業のさらなる飛躍のために、大企業はもちろん、中小企業に至るまでブランディングに取り組む企業が増えています。
みなさんの企業では、こんな課題はないでしょうか?
1つでも当てはまったら「ブランディング」を始めることをおすすめします!
1. 価格競争から脱却したい
2. 社員の経営参画意識が低い
3. 職場・チームの関係性が悪い
4. 採用力がない
5. 商品・サービスの魅力が弱い
6. ブランド力がなく知名度が低い
7. 会社の強みがない

なぜブランドが経営資源になるの?
「ブランド」とは、自社の商品やサービスを、他社のものとは違うオンリーワンのものとして認識するためのものです。
「近代マーケティングの父」とも言われるアメリカの経営学者フィリップ・コトラーは、ブランドについて以下のように定義しています。
「個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ」
例えば、ユーザーがロゴマークを見れば、キャラクターを見れば、似た色の組み合わせを見れば、キャッチコピーを読めば、ある企業・商品・サービスが思い浮かび、他社とは異なる良いイメージを持たれている。
そんな状態がブランドとして確立している状態です。

ブランドが確立した状態になっているということは、企業・商品・サービスに以下のような好影響が生まれます。
対外的な好影響
⇒その価値が受け入れられた状態となり、ファンが増え、購入者が後を絶たない
⇒購入者が増えることでますます信頼が増し、営業しなくてもどんどん見込み客が増える
⇒他社とは違う価値があるから、価格競争に巻き込まれず、高収益を保てる、など
内部的な好影響
⇒ブランドが確立していることに対して誇りを持ち、社員がやりがいをもって働ける
⇒社外だけでなく社内にもブランドの共通認識があることで、意思の疎通がスムーズ&主体的に行動できる
⇒ブランドに憧れ「あの会社で働いてみたい」と、自社にマッチした人材が獲得できる、など
こういった好影響が結果として数字につながり、経営的に貢献します。
だから、「ブランド」は「第5の経営資源」とされているのです。
DX時代に必要なブランディング
世の中でDXが推進され、デジタルによる事業の革新が進み、新しい商品やサービス、売り方がどんどん出てくる現代。
結果、企業間の競合が激しくなるとともに、今までに想像しなかったような状況の中でビジネスをすることも予想されます。
そんな時でも、自社の「ブランド」が確立していれば、その強みを生かしながら変化への対応ができるので、事業の根幹となる部分が揺らぐことなくビジネスを進められるでしょう。
また、「ブランド」の内部的好影響で、社員が誇りを持ってモチベーション高く働ける環境が整っていれば、どんな苦境もチーム力で乗り切っていけるはずです。
このように「ブランディング」を実施・継続していくことで、企業は強くあり続けることができます。
そして、「ブランディング」によって得られたものは、自社のホームページなどで明確に表現していきましょう。
目に見える形にして発信することで、見込み客や顧客はもちろん、取引先、関係先、従業員にまで良い影響を与えます。

「ブランディング」で、めまぐるしく変わるビジネスシーンをものともせず、事業を加速していきましょう!
>>グローバルネットコアのブランディング&Webサイト制作「Webサイトはブランディングでこう変わる!」
記事協力:株式会社アドハウスパブリック