失敗しないホームページ制作会社の選び方7選!事前準備や成功のポイントとは

2025.06.05(木)

  • Webシステム
失敗しないホームページ制作会社の選び方7選!事前準備や成功のポイントとは

プライベートでもビジネスでも、インターネット上での情報収集が欠かせない今、ホームページは「会社の顔」としての役割を持つと言えます。
自社にとってより役割を果たすホームページを作るには、専門知識・技術が必要になるので、自社に詳しいエンジニアがいないと制作のハードルが高くなりがちです。

そんな時に頼りになるのがホームページ制作会社の存在です。
適切な制作会社を選ぶことで、ビジネスにも効果的なホームページを作成することができます。
しかし、数多く存在しているホームページ制作会社の中から、要望・要件に合った制作会社を見つけるのは、決して簡単ではありません。

本記事では、初めてホームページの発注を担当する企業の担当者の方でも迷わないよう、ホームページ制作会社の選び方や事前準備などを徹底解説します。
この記事が、自社にぴったりのホームページ制作会社を選ぶヒントになれば幸いです。

ホームページ制作会社の役割とは?

ホームページ制作会社は、デザイン、コーディング、SEO(検索エンジン最適化)対策など、ホームページ制作に関する総合的なサービスを提供します。
自社の要件・要望を満たしてくれるホームページ制作会社に依頼することができれば、ホームページを運用していくにあたって良いパートナーとなるでしょう。

ホームページ制作会社を選ぶにあたり、どんなことを依頼できるのか前もってチェックしておきましょう。

ホームページ制作会社の主なサービス一覧

ホームページ制作会社は、基本的なデザインからシステム開発まで、様々なニーズに対応できます。
一般的なサービス内容は以下の通りです。

サービス

内容

デザイン

ユーザーの目を引き、使いやすいインターフェースを設計する。
企業のブランドイメージに合わせたビジュアルを作成する。

コーディング

デザインをHTMLやCSSなどのウェブ言語に変換し、実際に動作するウェブページを作成する。

CMS(コンテンツ管理システム)導入

専門知識が無くてもホームページを更新・管理できるシステムを構築する。

SEO対策

検索エンジンでの上位表示を目指し、サイト構造の最適化やコンテンツ改善を行う。
キーワード分析やリンク戦略などを行うこともある。

ECサイト構築

オンラインショッピングサイトの設計・開発を行う。
決済システムや在庫管理機能など、ECサイト特有の機能も実装する。

Webシステム開発

顧客管理システムや予約システムなど、ブラウザ上で動作する業務効率化システムを開発する。

サーバー・ドメイン管理・運用

ホームページの公開に必要なWebサーバーの選定・設定やドメイン取得の代行を行う。
ホームページの公開後は管理・運用も行う。

保守・運用サポート

サイト公開後の更新作業や技術的なトラブル対応を行う。
定期的なデータのバックアップやセキュリティチェックなどを依頼できる制作会社もある。

制作会社によっては、「ECサイトの開発が得意」「先進的なデザインが得意」「予約システムの構築が得意」など、特定の分野に特化している会社もあります。
自社が必要とするサービスに力を入れているか、初心者でも安心して依頼できる総合的なサポート体制を備えているかどうかもチェックしましょう。

ホームページ制作会社選びを行う際の事前準備

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ホームページの制作やリニューアルを決めたら、まずは以下の点を自社内で決めましょう。
これらの準備を経て、ホームページ制作会社に依頼をするのがおすすめです。

  • 目的を決める
  • ターゲットを決める
  • 予算を決める
  • 参考サイトをリストアップする
  • アピールポイントを洗い出す
  • アクセス数を想定する
  • スケジュールを決める
  • 課題・改善点を洗い出す
  • 運用・保守の方針を決める
  • RFP(提案依頼書)を作成する

それぞれ見ていきましょう。

目的を決める

ホームページ制作の目的を明確にすることは、プロジェクトの方向性を定める上で不可欠です。
目的が曖昧だと、制作過程で迷走する可能性がありますが、目的を明確にしておくと、ホームページ制作のゴールを決めやすくなります。
企業のホームページ制作において、よくある目的の設定例と必要な構成・機能をまとめました。

目的

必要な構成・機能

企業認知度を向上させたい

業務内容や実績の掲載、新着情報の更新システム

商品・サービスの紹介

商品一覧・料金表などの掲載

問い合わせを獲得したい

問い合わせフォームやFAQページの設置

採用活動を行いたい

社員インタビュー・福利厚生制度などの掲載

オンライン販売をしたい

決済システムや在庫管理機能の導入

ホームページ制作の目的を明確にすることで、構成や必要な機能が具体化されます。
また、適切な制作会社を選ぶ際の判断基準にもなるでしょう。

自社のビジネス戦略に合わせて、最も重要な目的を1つか2つに絞り込むことをおすすめします。

ターゲットを決める

ホームページを制作する際には、ページを見てもらいたいターゲットを決めると必要なコンテンツやデザインなどを検討しやすくなります。
これは、ターゲットによって求めている情報や好みのデザインが異なるためです。

ターゲット設定にあたって、主に決めなければいけないポイントをまとめました。

年齢層

ターゲット層に合わせたデザインやコンテンツを制作するため、主要なユーザーの年齢層を特定しましょう。

職業・業種

BtoBサイトならターゲットとなる業種や職種を、BtoCサイトなら主な顧客層の職業を想定しておくとよいでしょう。

地域

ターゲットとする地域を設定し、それに応じたコンテンツを用意する必要があります。

興味・関心

ターゲットユーザーの興味や関心事を把握します。
コンテンツの方向性や、訴求すべき商品・サービスの特徴を決める際に役立ちます。

ペルソナ設定

定めたターゲット像を共通認識として理解し、ぶれないようにするためには、ペルソナ(ターゲットとなる架空の人物像)の設定を行うのも効果的です。
ペルソナを作成する際は、年齢・性別・趣味・収入・学歴なども細かく設定していきます。

予算を決める

ホームページ制作を外注すると制作費用がかかり、依頼する会社・内容によって金額が異なります。
各制作会社によって得意な制作スタイルとその予算感があるので、あらかじめ予算を決めておくと、依頼先を選定しやすくなります。

予算は大まかでも良いので、決めてから制作会社に相談するのがおすすめです。
もし、ホームページで実現したいことがあらかじめ決めた予算で賄えない場合は、予算を増やすことを検討するか、予算内で最大限対応できる内容で提案をしてもらうかのどちらかになります。

ホームページは制作してから最低5年ほどは使い続けることが多いので、かかる予算と実現したいことのバランスを見極め、後悔がないように検討しましょう。

参考サイトをリストアップする

ホームページ制作では、参考サイトがあると制作がスムーズです。
自社内でもホームページの方向性を決めやすくなり、イメージ通りのホームページを作れる可能性が高まります。
参考サイトがあることで、制作会社に自社のイメージするデザインをうまく説明できず意図が伝わらないケースを防ぐことにもなります。

業界・デザインテイストなどのジャンルごとにホームページを集めたサイトなどを参考に、自社で表現したい雰囲気や機能を持つホームページをリストアップしてみましょう。

アピールポイントを洗い出す

ターゲットユーザーに自社の特徴を伝え、競合他社との差別化をするために、自社の強み・アピールポイントを洗い出しましょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。

アピールポイント

整理しておきたい内容

独自の技術やサービス

他社にはない独自の技術や差別化できそうなサービスを整理する。

実績や受賞歴

過去の事例や、業界での受賞歴などを整理する。
信頼性や専門性を示す材料として活用する。

顧客満足度

顧客からの高い評価や、リピート率の高さなどを数値化して示す。
アンケートなどの具体的な顧客の声も効果的。

企業理念や社会貢献

企業理念やビジョン、CSR活動などの社会貢献の取り組みをまとめる。

人材や組織の強み

専門性の高い人材や、組織体制の特徴などを整理する。

ホームページ制作目的に沿ったアピールポイントを設定し、デザインやコンテンツで表現していくとよいでしょう。
具体的にどのように表現するかは制作会社が考案してくれるので、まずは自分たちのアピールポイントを整理しましょう。
制作会社の中には、ブランディングなどの手法で、自社の強みやアピールポイントを定めてくれる業者もあります。

アクセス数を想定する

ホームページの設計や運用方針を決める上で、予想されるアクセス数を想定することは重要です。
そのために、ユーザーからの大量のアクセスに耐えられるサーバーなどのインフラ環境を整えることが必要になります。

アクセスに耐えられないと、サーバーがダウンしてしまい、一時的にホームページが閲覧できなくなってしまうことが想定されます。
あらかじめアクセス数を想定しておくことで、ホームページが閲覧できないことによるビジネスの機会損失を防止できます。
効果的な集客を行うためにも、アクセス数も考慮してサーバーを選びましょう。

アクセス数を想定する際のポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。

現状のアクセス数

リニューアルの場合、現在のサイトのアクセス数を基準にします。
新規でホームページを制作する場合は、類似業種の平均的なアクセス数を参考にしましょう。

時期による変動

業種によっては、時期によってアクセス数の変動が大きい場合があります。
ピーク時の最大アクセス数を想定しておきましょう。

マーケティング施策による変動

Web広告やSEO対策などのマーケティング施策を行うことにより、アクセス増加が見込まれる場合があります。
また、BtoC企業の場合は消費者向けのキャンペーンなどによるアクセス増も考慮するとよいでしょう。

デバイスによる変動

PCやスマートフォン、タブレットなど、アクセスが多いデバイスの割合を予測しておきましょう。
アクセスの多いデバイスに向けてホームページを最適化させ、サーバーの負荷を軽くすることもできます。

スケジュールを決める

ホームページ制作を外注する際は、いつまでに公開したいかなどのスケジュールを伝えるようにしましょう。
スケジュールは「◯月中の納品希望」「◯月◯日に公開予定」など、具体的に伝えるのがポイントです。
「なるべく早く」のような曖昧なスケジュールだと、制作会社に意図が伝わらずコミュニケーションロスにも繋がります。

また、スケジュールは余裕を持って設定します。
あまりにも短いとクオリティが下がる可能性があります。
制作するページ数や内容にもよりますが、最低でも制作期間として3~4カ月は見ておくようにしましょう。
希望納期がない場合は、ホームページの要件を固めてから制作会社にスケジュールを出してもらいましょう。

課題・改善点を洗い出す

既存のホームページをリニューアルする場合、成果につながる施策を行いやすくなるために、課題・改善点を明確にしましょう。

課題や改善点を明確にすることで、新しいホームページの方向性が定まり、制作会社に具体的な要望を伝えやすくなります。
また、リニューアル後の効果測定の基準にもなるため、できるだけ具体的かつ数値化可能な形で整理することが望ましいでしょう。

課題・改善点の洗い出しの際は、以下の点を参考にしてみてください。

ユーザビリティの改善

ホームページの使いやすさや情報の見つけやすさが課題となるケースがあります。
ナビゲーションの改善や、モバイル対応の強化などが改善点となることが多いです。

デザインの改善

ユーザーに古びた印象を与える箇所や、自社のブランドイメージと合わない点がないか見直しを行います。
最新のデザイントレンドも参考にしつつ、制作会社に改善案の提案を依頼しましょう。

コンテンツの改善

現在のホームページに掲載されている情報の量や質を再確認します。
顧客のニーズに合った情報提供ができているか、SEO観点での改善余地はないか検討しましょう。

機能性の改善

お問い合わせフォームの使いやすさや、ECサイトの購買フローなど機能面での改善点を洗い出します。
ユーザー視点で「もっとこうしたほうが使いやすい」「こうしたほうが便利」といった点をリストアップしましょう。

パフォーマンスの改善

ページの読み込み速度やサーバーの安定性などを確認し、技術的な改善点を特定します。
自社だけで調査・判断が難しい場合は制作会社に調査を依頼するのがおすすめです。                                                                                        

運用・保守の方針を決める

ホームページ制作の検討と併せて運用・保守をどうするのか検討しましょう。
ホームページは制作して終わりではなく、公開後も運用・保守を行う必要があるためです。
例えば以下のような方針が挙げられます。

  • 運用・保守を外部に依頼するのか
  • 運用・保守で求めること
  • 依頼する際の予算

上記を決めておくと、ホームページ制作会社への依頼内容が明確になります。

また、利用するサーバーや運用体制に不安がないか確認しておくことも重要です。
サーバーの仕様や運用は、ホームページの動作に影響が出る可能性があるためです。
日々の更新やシステム保守などホームページ自体の運用体制と、ホームページを格納するサーバーの運用体制を整備しておくことで、ホームページを安全に公開し続けることができます。
万が一、トラブルが発生したときもスムーズに対処が可能です。

できれば、ホームページとサーバーの管理・運用は制作会社に一括で任せられるとより安心です。

RFP(提案依頼書)を作成する

RFPとは、予算や要望、納期などをまとめた提案依頼書のことです。
打ち合わせの際に口頭でも要望を伝えられますが、RFPを作ることで抜け漏れなく情報を伝えられます。
RFPで要件を制作会社にきちんと伝えることで、自社の要望を満たす提案を受けやすくなり、結果として理想のホームページを制作できます。

失敗しないホームページ制作会社の選び方7選

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ここまでは制作会社に依頼をする前の準備について解説しました。ここからはホームページ制作会社を選ぶポイントを説明していきます。
失敗しないホームページ制作会社の選び方は、以下の7つを押さえておくとよいでしょう。

  • 得意分野・不得意分野を把握する
  • 制作実績を確かめる
  • コミュニケーションが円滑かどうか
  • 打ち合わせが可能か
  • 制作体制を確かめる
  • サーバーの手配・運用・保守の対応が可能か
  • 適切な情報管理体制があるか

1つひとつ解説していきます。

得意分野・不得意分野を把握する

ホームページ制作会社の種類はさまざまであり、会社によって得意・不得意があります。
自社で実現したい内容が得意な会社に依頼すると、理想のホームページを制作しやすくなります。

例えば、以下のような制作会社がいます。

  • マーケティング、集客に強い
  • ブランディング・デザインに強い
  • システム・サーバー・セキュリティ対策もできる

また、ホームページ制作会社の選定では、SEO対策に詳しいのかもチェックが必要です。
SEOに詳しい会社に制作を依頼すると、検索エンジンからの集客増加を期待できます。

さらに、ホームページは、検索システムや予約システム、決済機能などを持たせることでより便利に活用することができるほか、自社でホームページを更新できるCMS(コンテンツ管理システム)を取り入れることで、日々の更新を素早くスムーズにできるようになります。

システム面を充実させたい場合には、Webシステムに強い制作会社を選びたいところです。
加えて、ホームページのセキュリティ対策やサーバーの管理・運用も含めて対応できるかどうかもポイントになります。

制作会社の得意分野を調べる方法は「ホームページを確認する」「問い合わせで聞いてみる」の2パターン。
まずは確認してみることをおすすめします。

制作実績を確かめる

ホームページ制作会社には、さまざまな制作実績があります。
同業他社や自社の要望に似た実績があると、意図を汲み取ってもらいやすくなります。
また、制作実績が多いほど、社内に制作ノウハウが多いと予想されます。

下記のポイントに沿って制作実績を確認することで、制作会社の強みや特徴を把握し、自社のプロジェクトに適した会社かどうかを判断できます。

コミュニケーションが円滑かどうか

制作会社とコミュニケーションが取りやすいと意思の疎通がしやすく、意図を汲み取ってもらえるので制作がスムーズに進みます。
特にホームページ制作においては、担当ディレクターとの相性が重要です。

ディレクターとは、全体の方向性を取りまとめて制作を進める役割で、制作の最初から最後までやりとりをすることになります。
「常に先回りをして次のアクションを提示してくれる」「自社のレベルに合わせて説明してくれる」など、経験豊富なディレクターが担当になるとより制作を進めやすくなり、ホームページの完成度も高くなります。

制作会社に見積もりや提案を依頼する際は、対応のスピードや説明の分かりやすさなどもチェックしましょう。

対面もしくはWeb打ち合わせが可能か

ホームページ制作を進めるうえで、打ち合わせは必須です。
メールやチャット、電話のみでは詳細の説明が不十分で意思疎通が図れず、情報共有がうまく行えないケースがあります。
また、デザインの修正・システムの仕様確認などは、実際の画面を見ながら打ち合わせをするとスムーズに進みます。

理想のホームページを制作するためには、対面またはWeb会議で打ち合わせを行ってもらえる会社に依頼しましょう。

制作体制を確かめる

ホームページ制作会社側の制作体制の確認も行いましょう。
工程ごとの管理体制が整っており、専門知識・実績のあるスタッフのいる制作会社に依頼することで、品質の高い納品物を期待できます。

制作会社の体制を確かめる際は、以下の項目を参考にしてみてください。

項目

チェックポイント

チーム構成

デザイナー、エンジニア、ディレクターなど、各工程で必要な役割が適切に配置されているか確認する。

経験レベル

制作メンバーの経験年数や実績を確認し、プロジェクトや求める要件に見合った人材が配置されているか判断する。

プロジェクト管理手法

アジャイル開発※1やウォーターフォール開発※2など、どのような管理手法を採用しているか確認する。

外注の有無

制作会社が一部の工程を外注している場合、その管理体制と品質保証の方法を確認する。

サポート体制

担当者の不在時や緊急時のサポート体制が整っているか確認する。

※1:アジャイル開発…WebサイトやWebシステムの開発において、短期間のサイクルで必要な機能ごとに開発を進める手法のこと。
※2:ウォーターフォール開発…WebサイトやWebシステムなどの開発を、要件定義→設計→開発→テストの順で進める開発手法のこと。

サーバーの手配・運用・保守の対応が可能か

自社でホームページ制作に詳しい人材がいない場合、サーバーの手配・運用・保守の相談や対応の確認が必要です。
専門知識がない場合、ホームページの要件に合わないサーバーを選んでしまったり、準備や管理に時間がかかるおそれがあるためです。

制作会社によっては、サーバー手配を代行している、もしくは自社でサーバーを提供しているケースがあります。
安定したホームページの稼働と手間の削減のためにも、まずは制作会社に問い合わせるのがおすすめです。
また、サーバーの運用・保守を制作会社に委託すれば、公開後にホームページが表示されない、うまく動作しないといったトラブルが発生しても素早い対処を行ってもらえます。

適切な情報管理体制があるか

近年、企業の情報漏洩のニュースを度々目にしますが、情報管理体制も企業の財産を守るうえで極めて重要になります。
ホームページ制作を依頼するにあたっては、自社の情報を第三者である制作会社に共有することになります。

自社の重要情報の漏洩を防ぐためにも、制作会社の機密情報や個人情報の取り扱いに関するポリシーを必ずチェックしておきましょう。

ホームページ制作会社選びを成功させる7つのポイント

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ホームページ制作会社選びを成功させるポイントを「選定前」「選定後」に分けて紹介します。

【選定前】

コンペ・相見積もりを行う

ホームページ制作会社を選ぶ際は、複数の制作会社に声をかけるのが基本です。
コンペや相見積もりを行うことで、各社の強みや特徴を比較検討できます。

コンペ・相見積もりには、具体的に以下のようなメリットがあります。

  • アイデアの幅が広がり、より良い企画を見つけられる可能性が高まる
  • 複数の見積もりを比較することで、適正な価格帯を把握できる
  • 提案内容から、制作会社の熱意や専門性を判断できる
  • 金額・機能面などの条件交渉を有利に進められる可能性が上がる
  • 最新のトレンドや技術動向を知ることができる

コンペ・相見積もりを実施することで、自社のニーズに適した制作会社を見つけやすくなります。
ただし、提案依頼の際には明確な要件を提示し、公平な比較ができるよう配慮することが大切です。

また、依頼する制作会社は3社程度にするのがポイントです。
依頼先が多すぎると、依頼や確認の手間が増えてしまい、検討が長引く可能性があります。
自社の要望と得意分野が合致する質の高い3社前後に依頼するほうが効率的に制作会社を選べるでしょう。

相場を把握する

ホームページ制作の費用は会社によって異なるので、あらかじめ相場を調べましょう。
相場を知っていると、見積もり金額の妥当性を判断でき、納得感も高くなります。

見積もりを取得した際に、コストとサービス内容が釣り合わないと感じた場合は、担当者に対して率直に質問しましょう。
見積もりの段階で納得のいく話し合いができることがホームページ制作を成功させるための第一歩です。

ホームページの制作相場を把握するにあたり、費用が変動しやすい主なポイントをまとめました。

項目

ポイント

サイトの規模

ページ数や必要な機能によって費用が変動する。

デザインの質・種類

テンプレートデザインを使用するか、完全オリジナルデザインにするかで費用が大きく異なる。

システム開発

予約システムやユーザー管理機能など、複雑なシステムを実装する場合には追加コストが発生する。

制作期間

短納期での制作を希望する場合、制作会社によっては追加費用が発生する。

運用・保守費用

制作後の更新や保守にかかる費用も含めて相場をチェックする。

金額だけで判断しない

ホームページ制作の依頼を金額のみで判断するのはリスクです。
金額が安い分、制作工数や受けられるサービスが削減されており、自社の要望を満たせないケースがあるかもしれません。
結果、目的にかなうホームページにならない場合は、制作をやり直したり、不足機能の追加を行うことになる可能性もあります。
そうなれば、コストも時間も余分にかかることになります。

金額の高い安いだけでなく、制作内容や納品物が金額に見合うものなのか確認してから制作会社を決定しましょう。

デザインのみで選定しない

デザインのみでホームページ制作会社を選定するのも注意が必要です。

デザインを重視しすぎると、かえってユーザーが使いづらいホームページになってしまうこともあります。その結果、ホームページの効果が発揮されず、目的・目標とする集客や売上に繋がらない可能性も出てきます。
デザインに加えて、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)など、ユーザーの利便性や機能性も考慮してくれる制作会社に依頼しましょう。

【選定後】

制作会社に丸投げしない

ホームページ制作をすべて制作会社に丸投げするのはリスクしかありません。
発注者側と受注者側でイメージの共有ができないため、要望とは違ったホームページが完成してしまう恐れがあります。

発注者側の意思をしっかり伝え、協力しながら制作を進めるのがポイントです。
制作会社から意見を求められた際は自社の考えを回答したり、商品・サービスの情報や画像などの必要な情報を提供したりしましょう。

以下の点を意識しながら、制作会社と連携してプロジェクトを進めることをおすすめします。

  • 明確な要件定義をする
  • 定期的な進捗確認を行う
  • デザインや仕様に対して具体的なフィードバックを行う
  • テキストや画像など必要なコンテンツを自社で準備する
  • 重要なフェーズでは社内で十分に検討し、意思決定を行う

システムにこだわりすぎない

CMSや会員システム、検索システム、ECサイトのショッピングカートなど、ホームページに実装するシステムにこだわりすぎると、デザインの自由度が下がる可能性があります。
システムの機能性を保つという点で、複雑なサイトデザインを盛り込むのが難しい場合があるからです。
また、システムが複雑になりすぎると、ホームページ管理者にもユーザーにも不親切な設計になる可能性が高まります。

ホームページを制作する際は、本当に必要なシステムや機能を明確にするのがコツです。

打ち合わせの記録を残す

ホームページ制作の打ち合わせにおいて、記録は必ず取るようにしましょう。
制作を進める中で問題が起きた際に、記録があると未然にトラブルを回避できます。

自社のみで記録を作成・管理するのではなく、制作会社側にも共有をして、双方の認識を合わせておくことが重要です。
メールやチャットなど、文章として残る形にしておく後から振り返ることが可能です。

ホームページ制作における効果的な記録のコツをまとめました。

項目

押さえるべきポイント

決定事項の明文化

デザインやシステムの仕様に関する重要な決定は、具体的かつ詳細に記録する。
曖昧な表現は避け、数値や参考資料なども記載し、明確化する。

変更履歴の管理

要件や仕様の変更があった場合は、その経緯と理由を記録し、版管理を行う。
後々の確認や調整の際、「言った」「言わない」によるトラブルを防ぐことができる。

視覚資料の活用

デザインやレイアウトに関する修正指示など、文章での記録が難しいものはスケッチやワイヤーフレーム、画面キャプチャなども含めて記録しておくのがおすすめ。

クラウドツールの利用

GoogleドライブやOneDriveなど、クラウドベースのツールを使用して記録を共有・管理すると、リアルタイムでの情報共有が可能。

ホームページ制作会社の選び方~まとめ~

ホームページ制作会社を選ぶ際は、事前準備を欠かさず行い、選定のポイントを押さえて選ぶことが重要です。
準備をしておくと、自社の理想のホームページ制作を実現できる会社を選べるのはもちろん、その後のホームページ運用にも役立ちます。
ホームページを制作する際は、制作会社の得意分野や実力・経験も重要ですが、発注する側がその力量を十分に引き出せるかというのもポイントになります。

ホームページ制作会社の持つ実力を十二分に引き出すためには、ホームページ制作前の検討事項を決めること、それを制作会社にしっかり伝えること、制作がスタートしたら適宜イメージをすり合わせて、情報提供や素材の提供に労を惜しまない、といったことも大切です。

本記事で紹介した内容を参考に、自社に最適なホームページ制作会社を選んで、事業活動の中でしっかり役割を果たせるホームページ制作を成功させましょう!


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