Webサイトリニューアルのよくある失敗と成功のための進め方を解説!【担当者向けチェックリストあり】

2026.08.20(木)

  • Webシステム
Webサイトリニューアルのよくある失敗と成功のための進め方を解説!【担当者向けチェックリストあり】

企業のWebサイトに求められる役割は、営業・マーケティング・ブランディング・採用など多岐にわたります。
Webを通じた情報発信の重要性が高まる中、自社サイトのリニューアルを検討している企業のご担当者様も多いのではないでしょうか。

一方で、Webサイトをリニューアルしても、検索順位が下がったり、問い合わせ数が変わらなかったり、更新が続かなかったりと、期待していた成果を得られないケースもあります。ただし、こうした失敗の多くは、事前に起こりやすい要因を把握し、必要な準備や対策を行うことで防ぐことができます。

この記事では、企業・団体のWebサイト担当者様に向けて、リニューアルが必要かを判断するポイント、よくある失敗要因と対策、成果につなげるための進め方、制作会社を選ぶ際のチェックポイントを解説します。

目次
  1. Webサイト(ホームページ)をリニューアルすべきか判断するポイント
  2. Webサイト(ホームページ)リニューアルでよくある6つの失敗要因と対策
    1. Webサイト全体の目的・役割が明確になっていない
    2. デザインの刷新が中心になってしまう
    3. 既存のSEO評価を十分に引き継げない
    4. 公開後の運用体制が決まっていない
    5. 社内の意見集約や要件の整理が十分でない
    6. 費用や納期だけで制作会社を選んでしまう
  3. 成果につながるWebサイトリニューアルの進め方
    1. 現在のWebサイトの成果と課題を把握する
    2. リニューアルの目的・目標を決める
    3. 社内の役割分担・要望の優先順位を決める
    4. ユーザーに届けたい情報を整理する
    5. 公開後の更新・運用体制を決める
    6. 必要な機能とセキュリティ対策を確認し、公開に備える
    7. 公開後も改善と効果測定を続ける
  4. Webサイトリニューアルにおける制作会社の選定チェックリスト
  5. まとめ~Webサイトリニューアルは目的と運用を明確にして進めよう~
    Webサイトリニューアルを検討中の企業・団体のご担当者様へ

Webサイト(ホームページ)をリニューアルすべきか判断するポイント

この記事をご覧になっている方の中には、「ホームページのリニューアルに関心があるが、自社にとって本当に必要かどうかが判断できない」「ホームページのリニューアルを進めたいが、必要性を上司に説明できず稟議が通らない」という方も多いと思います。

まず、現在のWebサイトを以下のチェックリストに沿って振り返ってみてください。

  • トップページの「お知らせ」欄の更新が止まっている
  • スマートフォンで見づらい、またはスマートフォン対応を行っていない
  • 問い合わせ件数が伸び悩んでいる
  • 掲載内容が現在の事業やサービスと合っていない
  • デザインが現在の企業イメージと合っていない
  • アクセス解析を行っていない
  • 更新できる担当者が限られている
  • Webサイト経由の問い合わせ数や商談数などを把握できていない

チェック項目に当てはまるからといって、必ずしもすぐにWebサイト全体を作り替える必要があるとは限りません。大切なのは、「古くなったからリニューアルする」のではなく、現在のWebサイトが自社の目的に合った役割を果たせているかを確認することです。

例えば、営業活動に活用したいのか、採用応募を増やしたいのか、情報発信を強化したいのかによって、見直すべきポイントは変わります。
課題が一部のページや機能に限られている場合は、全面リニューアルではなく、部分的な改修やコンテンツの見直しで対応できることもあります。

まずは現状の課題を整理し、Webサイトに求める役割を明確にすることが、適切なリニューアル方法を判断する第一歩です。

一方で、目的や課題が曖昧なままリニューアルを進めると、見た目は新しくなっても成果につながらない場合があります。次の章では、Webサイトリニューアルでよくある失敗要因と、その対策を見ていきましょう。

Webサイト(ホームページ)リニューアルでよくある6つの失敗要因と対策

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Webサイトリニューアルでは、事前の準備や検討が十分でないと、期待していた成果につながらず、「リニューアルしたのに効果を実感できない」という失敗が起こることがあります。
ただし、失敗につながりやすい要因をあらかじめ把握し、必要な対策を講じておけば、多くの問題は防ぐことができます。

ここでは、Webサイト制作・運用を手掛ける当社に寄せられたご相談をもとに、Webサイトリニューアルでよくある6つの失敗要因と、それぞれの対策をご紹介します。

1. Webサイト全体の目的・役割が明確になっていない

リニューアルを検討する際、ターゲットやWebサイトの役割を十分に整理しないまま、制作会社への相談を始めてしまうことがあります。

集客、知名度向上、採用活動、既存顧客への情報提供など、Webサイトで達成したい目的によって、必要な情報や機能は異なります。
目的が曖昧なまま「あのページが欲しい」「この機能も追加したい」と要望を盛り込んでいくと、本来届けたい相手に必要な情報が伝わりにくいWebサイトになってしまいます。

まずは「誰に、どのような情報を届け、どのような行動につなげたいのか」を整理しましょう。
自社だけで目的を明確にすることが難しい場合は、課題整理の段階から制作会社に相談することもできます。

2. デザインの刷新が中心になってしまう

「サイトが古く見える」「競合サイトと比べて見劣りしている」といった理由は、Webサイトリニューアルを検討する大切なきっかけの一つです。ただし、見た目を新しくするだけでは、問い合わせや採用応募などの成果が改善されないことがあります。

事業内容やブランドイメージと掲載内容が合っていない、問い合わせまでの導線が分かりにくい、ユーザーが知りたい情報が不足しているといった課題が残っていれば、デザインを刷新しても十分な効果を得られません。

デザインを検討する際は、見た目の印象だけでなく、「必要な情報が伝わるか」「目的のページへ移動しやすいか」「問い合わせなどの行動につながりやすいか」という視点もあわせて確認しましょう。

3. 既存のSEO評価を十分に引き継げない

長年運用してきたWebサイトには、検索エンジンから評価されているページや、検索経由の流入につながっているコンテンツが蓄積されています。
リニューアル時にページのURLを変更したにもかかわらず転送(リダイレクト)設定を行わなかったり、検索上位に表示されていたコンテンツを削除したりすると、これまでのSEO評価を十分に引き継げず、検索順位やアクセス数が下がる可能性があります。

ただし、リニューアル前に検索流入やページごとの成果を分析し、残すページ・統合するページ・転送するページを整理しておけば、こうしたリスクは抑えられます。
制作会社を選ぶ際には、デザインや制作だけでなく、SEO評価の引き継ぎまで考慮してもらえるかを確認しましょう。

4. 公開後の運用体制が決まっていない

リニューアル直後は積極的に情報を発信していても、更新担当者や作業の進め方が決まっていないと、次第に更新が止まってしまうことがあります。
CMS(コンテンツ管理システム)の操作が複雑である、更新できる担当者が限られている、情報掲載のルールや承認手順が決まっていないといった状況では、更新作業が後回しになりやすくなります。

リニューアルを検討する段階で、「誰が」「何を」「どのくらいの頻度で」更新するのかを整理しておきましょう。
自社で対応できる範囲を確認したうえで、必要に応じて更新代行や保守・運用サービスを利用する方法もあります。

5. 社内の意見集約や要件の整理が十分でない

Webサイトには、営業、採用、広報、顧客サポートなど、複数の部門が関わることがあります。
営業部門はサービス紹介を充実させたい、人事部門は採用情報を強化したいなど、部門によって重視する内容が異なることも珍しくありません。

関係者の要望を整理しないまま制作を進めると、途中で追加の要望が増え、スケジュールや予算に影響する可能性があります。また、多くの要望をそのまま盛り込むことで、Webサイト全体の目的がぼやけ、ユーザーにとって分かりにくい構成になることもあります。

プロジェクトの開始前に、社内の関係者と要望を出し合い、リニューアルの目的に照らして優先順位を決めておきましょう。
あわせて、社内の最終決定者や制作会社との窓口となる担当者を明確にすると、プロジェクトを進めやすくなります。

6. 費用や納期だけで制作会社を選んでしまう

Webサイトリニューアルにかかる費用や期間は、制作会社を比較するうえで重要な判断材料です。ただし、金額や納期だけでは、提案内容や対応範囲、公開後のサポート体制までは判断できません。
価格が抑えられている場合でも、原稿や写真をすべて自社で用意する必要がある、SEO対策やアクセス解析の設定が含まれていない、公開後のサポートが別料金になるなど、制作範囲に違いがある場合があります。

見積もりを比較する際には、金額だけでなく、「どこまで対応してもらえるのか」「自社で行う作業は何か」「公開後の運用や改善も相談できるか」を確認しましょう。
自社の目的や体制に合った制作会社を選ぶことで、リニューアル後もWebサイトを継続的に活用しやすくなります。

失敗要因は制作会社との認識合わせで回避できる

ここまでご紹介した失敗要因は、いずれも事前の整理や制作会社との認識合わせによって対策できます。自社で整理しておきたいことと、制作会社の知見を借りたいことを分けて考えることで、リニューアルをスムーズに進めやすくなります。
リニューアルの背景や現在の課題、実現したいことなど、現時点で分かる範囲を社内で整理しておきましょう。
具体的なページ構成やシステム、SEO、セキュリティなど、自社だけで判断することが難しい内容は、制作会社へ相談しながら決めることができます。

次の章では、こうした失敗を防ぎ、Webサイトリニューアルを成果につなげるために、Webサイト担当者が準備しておきたいことや、制作会社と確認すべきポイントを具体的にご紹介します。

成果につながるWebサイトリニューアルの進め方

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Webサイトリニューアルで成果を出すためには、見た目を新しくするだけでなく、現状の課題を整理し、目的や運用体制に合わせて計画的に進めることが大切です。
ただし、Webサイト担当者がデザイン、SEO、システム、セキュリティなどの専門知識をすべて身につける必要はありません。大切なのは、自社で決めるべきことと、制作会社に相談・確認することを整理しておくことです。

ここからは、Webサイト制作・運用を手掛ける当社の知見も交えながら、サイト担当者が押さえておきたいリニューアルの進め方を7つのステップでご紹介します。

1. 現在のWebサイトの成果と課題を把握する

Webサイトリニューアルを検討する際、まずは現在のWebサイトがどのような成果を上げているのかを分析し、改善すべき課題を洗い出すことが重要です。
Googleアナリティクス(GA4)やGoogle Search Console(Googleサーチコンソール)などを利用している場合は、次のような情報を確認します。

  • よく見られているページ
  • 問い合わせや資料請求につながっているページ
  • 検索経由の流入が多いページ
  • ユーザーが流入している検索キーワード
  • 離脱が多いページ
  • スマートフォンとパソコンの利用割合  …など

注意したいのは、アクセス数が多いページと成果につながっているページが必ずしも同じとは限らない点です。例えば、アクセス数は多いものの問い合わせにつながっていないページがあれば、導線やコンテンツの内容に課題があるかもしれません。一方で、アクセス数は多くなくても問い合わせや資料請求につながっているページは、リニューアル後も残したほうがよいページと言えます。

また、検索経由の流入が多いページを不用意に削除したり、URLを変更したりすると、これまで蓄積してきたSEO評価を失ってしまう可能性があります。現在のWebサイトで評価されているコンテンツを把握しておくことで、リニューアル時に残すべきページや、転送設定が必要なページを判断しやすくなります。

自社での分析が難しい場合は、アクセス解析やSEO対策に対応できる制作会社に相談しましょう。
その際には、単にアクセス数を報告してもらうのではなく、「成果につながっているページはどこか」「改善すべき課題は何か」「残すべきコンテンツは何か」まで提案してもらえるかを確認することが大切です。

2. リニューアルの目的・目標を決める

現在のWebサイトの課題を踏まえ、リニューアルによって何を実現したいのかを整理しましょう。
問い合わせ、採用応募、情報発信、更新業務の効率化など、目的によって見直すべき内容は異なります。
また、制作会社へ提案を依頼する際は、リニューアルの背景や課題、目的、予算、希望する公開時期などをまとめたRFP(提案依頼書)を用意すると、要望を伝えやすくなります。
この中で、初めからすべてを決めきる必要はありません。自社で決まっていることと、制作会社から提案してほしいことを分けて整理しましょう。

制作会社へ相談する前に整理しておきたい項目やRFPについては、以下の記事で詳しく解説しています。

3. 社内の役割分担・要望の優先順位を決める

Webサイトリニューアルには、営業、広報、採用、顧客サポート、情報システムなど、複数の部門が関わることがあります。プロジェクトを円滑に進めるために、制作を始める前に社内の役割分担を決め、各部門の要望とその優先順位を整理しておきましょう。

まずは、次のようなプロジェクトの体制を明確にします。

  • プロジェクト全体の責任者
  • 制作会社との連絡窓口
  • 掲載内容を確認する関係部門
  • 最終的な承認者
  • 原稿や写真などを準備する担当者
  • 各部門の要望と優先順位

すべての要望を同じ優先度で盛り込むと、予算やスケジュールが膨らむだけでなく、Webサイトの目的が分かりにくくなる可能性があります。

「リニューアルの目的を達成するために必須の要件」「できれば実現したい要件」「将来的に検討する要件」に分けておくと、制作会社との打ち合わせや見積もりの比較がしやすくなります。

4. ユーザーに届けたい情報を整理する

どれだけ魅力的なデザインのWebサイトでも、ユーザーが求める情報を見つけられなければ、問い合わせや採用応募などの成果にはつながりにくくなります。そのため、リニューアルでは、デザインを検討する前に、Webサイトを「誰に見てもらい」「何を伝え」「どのような行動につなげたいのか」を整理することが大切です。

まずは現在のサイト全体を見直し、必要な情報が掲載されているか、情報が重複していないか、目的のページへたどり着きやすい構成になっているかを確認しましょう。自社が伝えたい情報だけでなく、ユーザーがサービスや企業を比較・検討する際に知りたい情報を整理する視点が必要です。

例えば、BtoB企業のWebサイトでは、サービス内容だけでなく、導入事例、実績、お客様の声、よくある質問、サポート体制なども、ユーザーが「この会社なら相談できそうだ」と判断するための材料になります。
自社の強みや専門性を一方的にアピールするのではなく、ユーザーの疑問や不安を解消し、安心して問い合わせできる情報を用意しましょう。
こうした「ユーザーにとって役に立つ情報」を分かりやすく掲載することは、SEOに加え、生成AIやAI検索が内容を理解し、回答の参考情報として扱いやすくするAIO(AI検索最適化)の観点からも重要です。

なお、Webサイト担当者がサイトマップ(ページ構成)や画面構成を完成させる必要はありません。自社として重視したいユーザー、伝えたい情報、期待する行動を整理し、具体的なページ構成や問い合わせまでの導線は制作会社から提案してもらいましょう。

ユーザー情報の整理におけるチェックポイント

  • どのような立場の人がWebサイトを見るのか
  • どのような課題や目的を持って訪れるのか
  • サービスを検討するときに、どのような情報を必要とするのか
  • 情報を確認したあと、どのような行動を取ってほしいのか  …など

デザインは、整理した情報を分かりやすく伝え、ユーザーの行動を後押しするための手段です。見た目の好みだけで判断するのではなく、必要な情報を見つけやすいか、内容を理解しやすいか、問い合わせなどの次の行動へ迷わず進めるかという視点で確認することが大切です。

デザインの確認におけるチェックポイント

  • 自社の事業内容やブランドイメージに合っているか
  • ユーザーが必要な情報を見つけやすいか
  • スマートフォンでも見やすく操作しやすいか
  • 問い合わせや資料請求などの行動につながりやすいか  …など

<事例:情報設計とデザインを刷新したリニューアル>

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新潟県にある北越高等学校様では、受験生・保護者が必要な情報へ迷わずアクセスできるよう、サイト全体の構造を見直しました。
トップページでは目的別に情報を整理するとともに、「数字で見る北越高校」など、学校の特徴がひと目で伝わるコンテンツを追加。さらに、学校案内パンフレットや動画コンテンツとの連携を強化することで、学校の魅力をより分かりやすく発信できるWebサイトへリニューアルしました。
また、定期更新サービスやグローバルネットコアのオリジナルCMS「トピックスシステム」の導入により、情報発信を継続しやすい運用も実現しています。

5. 公開後の更新・運用体制を決める

Webサイトは利用者にとって使いやすいことが重視されがちです。しかし、公開後も成果を出し続けるためには、情報を更新する担当者の使いやすさも確保した構成にするのがポイントです。
更新頻度の高いページを優先してCMSを導入する、専門知識がなくても更新しやすい設計にするなど、公開後の運用まで含めた要望をWebサイト制作会社に伝えましょう。

自社だけでの運用が難しい場合は、定期的な更新作業やCMSの保守・運用など、公開後の運用までサポートしてくれる制作会社に提案を依頼するのがおすすめです。

更新・運用体制を決めるうえでのチェックポイント

  • 更新する予定のページと更新頻度
  • 更新を担当する部署・担当者
  • 掲載内容の確認・承認方法
  • 自社で更新する範囲
  • 制作会社に依頼する範囲

<事例:利用者と運用担当者の利便性を両立したリニューアル>

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新潟県済生会三条病院様では、患者様が必要な診療情報へスムーズにアクセスできるよう、サイト全体の情報構造と導線を見直しました。
さらに、スマートフォンでも快適に利用できるデザインへ刷新するとともに、お知らせをタイムリーに更新できるCMS「MovableType.net」を導入。利用者の利便性だけでなく、運用担当者が継続的に情報発信しやすい環境も構築しています。

6. 必要な機能とセキュリティ対策を確認し、公開に備える

Webサイトには、問い合わせフォーム、予約、検索、会員向けページなど、さまざまな機能を追加できます。ただし、機能は多ければよいわけではありません。
「Webサイトの目的達成に必要か」「ユーザーの利便性につながるか」「自社で継続して運用できるか」という視点で検討しましょう。

また、Webサイトを安全に運用するためには、公開時のセキュリティ対策だけでなく、公開後の保守体制まで確認することが大切です。
Webサイト担当者が専門的な対策方法を判断する必要はありませんが、次の内容について、制作会社から説明や提案を受けて理解しておきましょう。

  • Webサイトを設置するサーバー環境
  • SSL証明書やCMSのアップデート
  • バックアップ、不正アクセス、改ざんへの対策
  • 障害発生時の連絡先と対応範囲
  • 公開後の保守・運用体制

公開前の技術的なテストは基本的に制作会社が行います。
一方、Webサイト担当者は、自社の要望が正しく反映され、利用者や運用担当者にとって使いやすいWebサイトになっているかを確認しましょう。
具体的には、以下の点について確認するのがおすすめです。

  • 必要な情報へ迷わず移動できるか
  • リンク切れや誤字・脱字はないか
  • 掲載内容に誤りや古い情報がないか
  • 問い合わせフォームなどを問題なく利用できるか、必要な通知は届くか
  • CMSを導入した場合、想定どおりに情報を更新できるか  …など

あわせて、アクセス解析やコンバージョン計測、旧ページから新ページへの転送(リダイレクト)などが正しく設定されているかも、制作会社に確認しておきましょう。
技術面は制作会社、内容や使いやすさは自社というように役割を分けて確認することで、公開後の不具合や機会損失を防ぎやすくなります。

7. 公開後も改善と効果測定を続ける

Webサイトは公開した瞬間から、企業の顔として24時間365日稼働し続けます。しかし、市場環境やユーザーのニーズは常に変化しているため、一度公開しただけで成果が出続けることはほとんどありません。Webサイトのリニューアル後も、アクセス解析をベースに、コンテンツの追加・改修を継続しながらPDCAサイクルを回していくことが必要です。

例えば、よく読まれているページに問い合わせフォームへのリンクを追加する、ユーザーから多く寄せられる質問をFAQとして掲載するなど、小さな改善を積み重ねることで、Webサイトを顧客との関係構築やマーケティング活動の基盤として育てていくことができます。
また、リニューアル前に設定したKGI・KPIに対する成果も継続して確認しましょう。

KGI・KPIの例

  • 問い合わせ数、資料請求数、採用応募数
  • 問い合わせにつながったページ
  • サービスページから問い合わせフォームへの移動率
  • 検索経由の流入数、検索順位
  • 更新したコンテンツの閲覧数  …など

Webサイトリニューアルにおける制作会社の選定チェックリスト

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Webサイトリニューアルでは、新しくサイトを制作する技術だけでなく、現在のサイトに蓄積されたコンテンツやSEO評価、システム環境を把握し、検索エンジンやAI検索からの見つけられやすさも考慮して、新しいサイトへ適切に引き継ぐ視点が必要です。

制作会社へ相談する際は、次の点を確認しましょう。

  • 現在のWebサイトのアクセス状況や課題を分析してくれる
  • 残すページ、改善するページ、統合・削除するページを整理してくれる
  • 既存ページのSEO評価や検索流入を踏まえて提案し、引き継ぎ方法も説明してくれる
  • AI検索など、検索環境の変化も踏まえて提案してくれる
  • 現在のCMS、Webサーバー、システム環境を調査・確認してくれる
  • データ移行や公開切り替えの方法・スケジュールを説明してくれる
  • リニューアル前後の成果を比較できる計測環境を整えてくれる
  • 公開後の効果測定や改善についても相談できる

このリストに沿って制作会社の対応範囲を確認し、課題の整理からサイト公開後の改善まで伴走できるパートナーとしてふさわしいかどうかを判断したうえで発注先を比較・検討しましょう。

制作会社の得意分野、実績、制作体制、コミュニケーション、情報管理体制など、一般的な選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ~Webサイトリニューアルは目的と運用を明確にして進めよう~

Webサイトリニューアルを成功させるためには、デザインを新しくするだけでなく、現状分析、目的設定、社内体制の整理、情報設計、機能やセキュリティの確認、公開後の運用までを一貫して考えることががが重要です。
企業におけるWebサイトは、信頼獲得や集客、採用活動、顧客との接点づくりに関わる重要な資産です。リニューアル前に課題や目標を明確にし、自社で準備することと制作会社に相談することを整理しておけば、プロジェクトを進めやすくなります。

そして、リニューアルのゴールはサイトを公開することではなく、Webサイトを通じて顧客との接点を増やし、問い合わせや資料請求、採用応募などの成果につなげることです。
「今のサイトで成果が出ているか分からない」「何から見直せばよいか分からない」という場合は、まず現在のWebサイトの課題を整理するところから始めましょう。
課題を具体的に把握することで、全面リニューアルが必要なのか、部分的な改修で対応できるのか、必要な施策と優先順位が見えやすくなります。

Webサイトリニューアルを検討中の企業・団体のご担当者様へ

グローバルネットコアでは、現状分析と丁寧なヒアリングをもとに、お客様のビジネスの成長を支援するフルオーダーメイドのWebサイト制作をご提案しています。

システム開発やインフラ構築、運用支援まで手掛けてきた経験を活かし、「利用者にとって使いやすいこと」「運用担当者が更新しやすいこと」「セキュリティに配慮して構築・運用できること」を大切にしています。
定期更新の代行やシステムの保守・運用、アクセス状況を踏まえた改善提案など、公開後も成果につながるWebサイト運用をサポートします。
さらに、Webサーバー、SSL証明書、ドメインの管理・運用まで、Webサイトリニューアルに必要な業務を一貫してお任せいただけます。

「現在のWebサイトを見直したい」「リニューアルが必要か判断したい」「制作会社へ相談する前に課題を整理したい」というご担当者様は、まずはお気軽にご相談ください。
現在のWebサイトの状況や運用体制をお伺いし、貴社に合った進め方をご提案します。

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